| 調子 | 
    
      |  | 
    
      | 
        
          
            | 調教タイム基準表 |  
            | 位置はすべて6を基準とする |  
            |  | 3F | 1F | 追い | 判定 |  
            | 南W | 78.0 | 64.0 | 49.5 | 36.5 | 12.5 | 強め | A |  
            | 81.5 | 65.5 | 53.0 | 37.5 | 12.5 | 馬なり | B |  
            |  | 66.0 | 51.0 | 37.1 | 12.5 | 馬なり | B |  
            | 83.0 | 67.5 | 53.0 | 40.5 | 13.5 | 一杯 | C |  
            | 南D | 78.0 | 63.5 | 50.0 | 37.5 | 11.8 | 一杯 | A |  
            | 81.0 | 65.0 | 51.0 | 37.5 | 12.2 | 一杯 | B |  
            |  | 66.5 | 51.0 | 37.5 | 12.0 | 強め | B |  
            | 北C | 81.2 | 64.7 | 50.4 | 37.5 | 12.4 | 一杯 | B |  
            | 美坂路 |  | 35.3 | 23.8 | 12.1 |  | 強め | A |  
            | 36.5 | 24.6 | 12.5 | 強め | B |  
            | 栗東坂路 |  | 51.5 | 38.5 | 12.8 | 一杯 | A |  
            | 53.3 | 39.1 | 13.2 | 馬なり | B |  
            | 栗DW | 79.1 | 65.1 | 52.1 | 38.8 | 12.3 | 強め | A |  
            | 83.0 | 66.5 | 52.8 | 39.6 | 12.9 | 強め | B |  
            | 栗CW | 79.4 | 64.2 | 50.0 | 37.6 | 12.4 | 一杯 | B |  
            | 栗E | 79.0 | 62.8 | 49.8 | 37.1 | 12.8 | 一杯 | B |  | 
    
      | 
        
          
            | 上の表をどのように見るのかというところ、そして調教というものについて解説する。 
 まず調教判定を[A]〜[E]までの5段階に評価する。
 [A]まず積極的に買い目に入れる。(但し、絶対的な消し要素をもつ場合は別)
 [B]極力買い目に入れる。
 [C]状況から比較し消すか、場合により買い目に入れる。
 [D][E]問題なく消し。
 経験上、[D][E]判定となった馬の連対は確率的にはほんのごく数%で非常に少ない。こういう馬が来てしまった場合は素直に諦める他ないだろう。
 
 調教予想の判定基準について
 [A]というのは、上記の表の[A]判定に当たるものもしくはそれ以上。
 [B]はファイルの[B]より上回るタイムを出しているもの。
 [C]は[B]と並ぶタイムかわずかに下回っている程度のタイム。
 [D][E]はまったく及ばないもの。
 で、ここは注意。馬ナリの遅いタイムは参考にしてはいけない。馬ナリというのは適当に走らせる状態なので遅い場合には参考にはしない。馬ナリの速いタイムは参考にする。
 
 そして、古馬G1の時の調教タイムと4歳未勝利では全然調教タイムが異なり、いちがいにこの表には当てはまらない。まったくこの表をそのまま当てはめると4歳未勝利では全部[D][E]。G1ではほとんど[B]以上ってことになることもある。
 
 一杯というのは馬にムチを入れ気合をつけて走らせている状態。
 強めというのは、ムチを馬に見せたり、肩ムチといって肩に軽くムチを入れる。
 馬ナリと言うのはまったくムチをいれず馬の思うままに走らせる状態。
 
 例えば、[19栗CW良 81.4-67.1-53.4-40.2-13.1 G一杯]とか新聞に書いてあると思うが、この最後のG、これは、コースのどの部分を走ったのかを示す。最内が1で、大外が9.6を基準にしてるので、あとコースがひとつずれればタイムは全体的に0.1秒程度ずれると思ってほしい。だから、5や7ならそんなに気にする必要はないが、1を走ってるタイムと9を走っているタイムで同じタイムなら9のほうが上回ると考えてよい。
 
 では判定について、まず[A]判定
 上記表の[A]に当たるタイムにほぼ互角もしくはそれ以上を追いきっているもの。
 で、[A]判定とするのはこの他にはない。[B]判定とするものは表の[B]以上か、その他として、馬ナリにずっと追っていって、だんだんと調教タイムが良くなっているもの、自己ベストを上回るタイムが出ているもの一杯に追った後、馬ナリで追ってそれ(一杯追い)に近いタイムが出ているもの。とにかく、過去のタイムから良い方向に向いているものは[B]判定と考える。で、[C]判定は表のタイムの[B]とほぼ同じものか、平行線が考えられるものを言う。馬ナリの後一杯、もしくは強めに追って少ししかタイムが伸びないもの、逆に馬ナリ→強め or 一杯でタイムがほぼ同じもの(但し、そのタイムが表の[B]判定程度)が[C]判定
 
 その追い方でタイムが遅くなっているものはもはや[D]判定。ガクンと落ちているものは[E]判定。馬ナリにしか追っていなくてだんだんタイムが落ちているものは調子落ちかどうか分からないので[C]で留めておきたい。
 
 強め、一杯に追っている辺りのタイムが問題となる。で、よくわからないのが連闘のため中間軽め、というコメントがある。これらは前走の調教タイムをみてそれで考えるが・・。連闘の前走の調教時に一杯に追っているもの、もしくは馬ナリでも[A]〜[B]判定になる場合で連闘の場合は判定は[B]以上。または、前走が走っていないと考えられるような場合。これはレースそのものが調教代わりになっている可能性があり、良い傾向であることが多い。また連闘後にも関わらず時計を出している場合には良い。ただ、この場合には馬体重に注目しておきたい。逆に、完全なムリ使いと考えられるものは、散々使い込んでいるところに連闘で、しかも[C]判定以下なら切り捨て。マレに3連闘で調教がまったく不明の場合もあるが(条件戦でマレにある)この場合は、前走、および前々走の走りに注目しておきたい。まるで走っていないような状況の場合、3連闘で一変ということもある。ただ、前走の走りが良かったような場合の3連闘は疲労が来やすいので注意が必要である。基本的に3連闘は調子の良い馬と考えていい。
 
 あと、新聞のコメントで、良いタイムが出ているのに、モタれるとか、ラストで11秒台だが、直線だから評価できるとはいいがたい。とか書いてあることがあるが、これは絶対に参考にしない。ソウゴウリロン(5歳500万以下)の先着0.2秒とか、0.5秒遅れるとか書いてあるときがあるが、これもあまり見ないほうが良い。馬ナリで併せで追っている時は多少タイムは速くなるが、強めと同程度で考えていいと思う。併せで一杯に追っているときでもこのコメントに惑わされてはいけない。併せは、走っている途中で導入したりするものでスタミナの関係で力関係とは無関係に先着したり、遅れたりすることがあるのであまり後先は関係はない。この調教は馬に勝負根性をつけたり、レースを覚えさせるために行うものであるから前後は問題ではない。いずれにせよ調教や調子に対するコメントは気にしないほうが良い結果に結びつく。例えば、状態を見て、タイムが凄く良いにも関わらず、動きが悪く反応イマイチ。と言う感じのコメントがつくことがあるが、よく考えて欲しい。動きが悪くて、速いタイムが出るということは、動きが良ければ?つまり、動きが良くなくても速いタイムが出ていれば当然その馬の体調は良いということになる。人間で考えれば、どこの世界にお腹が痛くて速いタイムの出るランナーがいるか?外人のバッターと日本人のバッターで考えても分かるだろう。フォームの綺麗なリトルリーグの選手と不恰好な振りをする大リーグの選手でどちらが飛ばすか。ちょっと極端だが、フォームとか、見た目の動きとはそんなものだ。がしかし!調教コメントの中に脚部不安に関するコメントが入ったら注意が必要である。コズミに関してのコメントが入ったらローテを確認。疲労が来ている可能性がある。また、このように調教を見ていると、各馬にそれぞれ調教の特性のようなものが見えてくる。これは非常に重要なポイントで、調教に極めて好走する可能性が見出せる馬。または、調教駆けする馬で、速いからといって必ずしも鵜呑みにはできない馬、いつも遅いタイムでしか走っていなくて、まったく調教では判断できない馬というのが見出せる。ただ、最後に述べたまったく調教では状態の判断不可能な馬というのはそれほど多くはないので、その都度、メモに残しておくと次回に役に立つ。
 
 で具体的な話
 まず[A]判定となる例。
 (昔一度まとめたものを使っています)
 これは2000年中京4歳ステークスのダンツキャストの追いきりタイム
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                  | 00.3ベスト | 栗坂 | 2回 | 51.3-39.0-27.1-14.3 | 一杯 |  
                  | 前走時 | 幸 | 栗坂 | 2回 | 51.8-37.3-24.6-12.3 | 一杯 |  
                  |  |  
                  | 31日 | 助手 | 栗坂 | 2回 | -- -38.8-25.0-12.5 | 馬ナリ余力 |  
                  | 04日 | 助手 | 栗坂 | 2回 | 58.7-42.5-29.5-14.5 | 馬ナリ余力 |  
                  | 07日 | 幸 | 栗坂 | 2回 | 49.7-37.9-26.2-13.8 | 一杯 |  |  | 
    
      | 
        
          
            | とこんな感じで、ここで注目するのが、07日の追いきりタイム。ファイルの[A]判定に当てはまる。栗東坂路で50秒を切るタイムというのはかなり評価できるタイム。04日、31日の馬ナリのタイムはこの場合見なくても良い。で、この馬の結果は02着と連対を果たしている。ここで、言っておくが、[A]判定が01着となるというものではない。その馬の能力を示すものではなくあくまで、調子が良いという指標にしかならないことを付け加えて言っておく。これはたいへん評価しやすい例である。 
 次に[B]判定で、買い目として十分な評価のできる[B]判定。
 これはダービーのエアシャカールのタイム。
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                  | 99.12 ベスト | 栗坂 | 1回 | 51.0-37.9-25.4-13.2 | 一杯 |  
                  | 前走時 |  | 栗坂 | 1回 | 52.0-38.2-25.3-12.9 | 末強目 |  
                  |  |  
                  | 07日 | 助手 | 栗坂 | 1回 | 62.3-45.6-30.1-15.2 | 馬ナリ |  
                  | 10日 | 助手 | 栗坂 | 1回 | 58.2-42.7-   -13.7 | 馬ナリ |  
                  | 14日 | 助手 | 栗坂 | 1回 | 55.3-40.4-   -13.4 | 馬ナリ |  
                  | 19日 | 武豊 | 栗坂 | 2回 | 51.0-38.1-25.5-12.9 | 一杯 |  
                  | ウインマーベラス(4歳500万条件)の叩一杯を0.9秒追走0.8秒先着 |  
                  | 24日 | 助手 | 栗坂 |  | 59.2-43.2-28.0-13.8 | 馬ナリ |  |  | 
    
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            | さて、これが十分な買い目として考えやすい調教の例。もっともダービーでエアシャカールは調教うんぬんの前に、能力的になかなか切り捨てできない馬ではあるが、この条件下でこの調教だからこそ、私はあの1点買いに至ったのだと自信をもっていえる。(このとき、私はアグネスーエアシャカールの馬連を1点、アタラクシアからワイドをこの2頭へ流していました。計3点でALL的中)で、どういう読みをするのかということですが、まず07日からこちら馬ナリでだんだんとタイムが伸びているのがわかりますね。次に一杯に追ったこのタイム。もっともこの時点は4歳なのだから、12月(3歳)の時点のべストはあるていど上回るか同等でなければダービーと言う最大の舞台への出走馬としては評価しにくいがここではほぼ同等、ラストの1ハロンは0.3秒縮めている。最後に24日の馬ナリはここでは調子の維持と考えタイムは参考にしない。 
 一方の[D]判定は、例に同じくダービーの出走馬であったカーネギーダイアン、ダイタクリーヴァ、アグネスフライトに続き04番人気となっていたが、前評判はすごく高かった。ダイタクリーヴァは皐月賞の結果から、距離が長くあきらかに届かないと考え調教が[A]判定であろうがなんであろうが切り捨てであった。とすると自分の中では問題になるのはこの馬、買うかはずすかで、調教を見る。
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                  | 00.3ベスト | 栗坂 | 2回 | 52.6-38.5-26.0-13.7 | 一杯 |  
                  | 前走 | 藤田 | 栗坂 | 2回 | 54.4-39.2-  -12.3 | 一杯 |  
                  |  |  
                  | 11日 |  | 栗坂 | 2回 | 58.1-42.1-  -14.0 | 馬ナリ |  
                  | 14日 |  | 栗坂 | 2回 | 59.4-43.2-  ----- | 馬ナリ |  
                  | 17日 | 藤田 | 栗DW良 | 98.4-82.9-67.6-53.3-39.7-12.8 | H末一杯 |  
                  | タガノツイスター(古馬 900万条件)一杯の外追走6F 併せ先着 |  
                  | 20日 |  | 栗坂 | 2回 | 55.8-40.3-13.2 | やや一杯 |  
                  | 25日 |  | 栗坂 |  | 62.9-46.2-  -14.6 | 馬ナリ |  
                  | 25日 | 藤田 | 栗坂 |  | 53.8-39.0-25.4-12.7 | 一杯 |  |  | 
    
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            | この調教で、新聞の評価は上向き矢印。でも、わたしの判定は[D]判定。買わないということ。なぜなのか?まず最初に目が行くのは17日の栗DWのタイム。これはファイルでは[B]判定のやや下のタイム次に、前走の調教では54秒台がでているにもかかわらず今回の20日、55秒台と1.4秒もおとり、ラスト1ハロンでは0.9秒劣る。この時点で怪しいと考える。最後25日、03月にベストを出しているがそのタイムより劣る。騎手藤田が鞍上で、03月にベストということはこの時点で05月、使いづめに使っているので、この03月のこのタイムの時点がピークと考え、しかもタイムがベストより劣るとなれば完全に判定は[D]、買う必要のない馬と決定できる。ただ、25日の一杯のタイム自体は使い詰めでなければ、[B]〜[C]としても良いのだが、この推測からはピークを越えていると読めるものなのです。実際、能力がかなり高ければ、これでも十分勝ってしまうが、明らかな能力差が感じ取れることで、切り捨てられる。 
 当たったレースでばかり説明していてもしょうがないので、外れたレースからも説明を入れていきます。
 これはステイゴールドの2000年宝塚記念の調教タイム。
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                  | 97.2ベスト | 栗CW重 | 92.3-77.1-63.7-51.2-39.3-13.3 | F一杯 |  
                  | 前回 | 助手 | 栗CW良 | 82.2-65.4-51.8-38.2-12.2 | G一杯 |  
                  |  |  
                  | 08日 |  | 栗坂 | 57.8-42.7-  -14.1 | 馬ナリ |  
                  | 11日 |  | 栗坂 | 56.7-42.8-  -14.6 | 馬ナリ |  
                  | 14日 |  | 栗CW不良 | 97.3-80.3-64.9-51.2-38.4-13.4 | G馬ナリ |  
                  | マチカネハレスガタ(古馬1600万条件)一杯の外3F併同入 |  
                  | 18日 |  | 栗坂 | 56.9-42.0-28.3-14.4 | 馬ナリ |  
                  | 22日 |  | 栗CW良 | 77.2-62.4-49.5-37.4-12.9 | G一杯 |  
                  | ブレーブテンダー(障害オープン)一杯の外 0.5秒先着 |  |  | 
    
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            | とまあ、こんな感じの調教でこれは判定[A]、なぜだかわかるでしょうか?22日に追いきったタイムが基準表の[A]判定。前回の調教タイムを大幅に上回りかつ基準タイムの[A]判定をクリア。文句無しの[A]判定となる。実際パドックでの調子もかなり仕上がりの良い状況であった。但し結果は04着。で、ここでひとつの各馬の能力比較ができる。ステイゴールドはここで、絶好調の気配。テイエムオペラオーは調教やや劣る。つまり、ここでステイゴールドに勝った相手はオペラオー、ドトウ、ジョービッグバン、この中でドトウ、オペラオーは調教がパッとはしなかった。このときの宝塚記念ではグラスワンダーも[A]判定となるのでもしも新聞があれば見ておくと良い。グラスワンダーはこの時点(調教)ではもはや完全復活の兆しが見えていたが、無念の骨折という結果で06着、これはいたしかたなかろう。では、これらの中(宝塚記念)で03着に入ったジョービッグバンの調教タイムに目をやってみよう。 |  | 
    
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                  | 98.7 ベスト | 栗CW良 | 77.7-62.6-49.6-37.9-13.2 | G強め |  
                  | 前回 | 山和 | 栗CW良 | 79.5-65.2-51.6-38.6-12.2 | G一杯 |  
                  |  |  
                  | 栗東プール 30日3周〜21日4周 とプールでしか調教を行っていない。 で、22日に一回追いきったタイムが
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                  | 22日 | 山和 | 栗CW良 | 78.7-64.3-51.0-38.5-12.9 | H一杯 |  |  | 
    
      | 
        
          
            | タイムはかなり良いタイムだが、他に何頭かの馬が良い調教タイムを示しており、プールでしか調教をしていないことを理由に切り捨てにしたが、一目してもよかった例であろう。 
 では、人気があるにも関わらず切り捨てできる例をあげてみよう。これは同じく2000年ラジオたんぱ賞の1番人気カーネギーダイアンの調教タイム
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                  | 00.3 ベスト | 栗坂 |  | 52.6-38.5-26.0-13.7 | 一杯 |  
                  | 前回(ダービー) | 栗坂 |  | 53..8-39.0-25.4-12.7 | 一杯 |  
                  |  |  
                  | 11日 | 助手 | 栗坂 |  | 58.0-41.3-26.7-13.4 | 馬ナリ |  
                  | 22日 | 助手 | 栗坂 |  | 53.9-39.5-26.4-13.6 | 強め |  
                  | 28日 | 助手 | 栗坂 |  | 57.5-41.0-26.0-13.2 | 一杯 |  |  | 
    
      | 
        
          
            | これを見てわかるように、ダービーの時点でも調子を下向きにしていたにも関わらず、さらに下降の一途をたどる様子が手にとるようにわかる。タイム的にそれなりに良いタイムで22日の53秒というのがあるものの、最後28日は一杯に追っているにも関わらず、57秒とガクンと落ちまったく調子が見られない。完全に切り捨てで良い1番人気馬。レースがここでそれほど骨のないメンバーばかりならば能力のみで押し切っていく可能性がないともいえないが所詮はダービー07着の実力。ここははっきり切り捨てて良い1番人気となった。3番人気だったリワードフォコンも同様に切り捨ててよい調教。 
 その他、
 朝日杯3歳Sで私がメジロベイリー、メイショウドウサンを穴馬として狙った理由
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                  | メジロベイリー |  
                  | 00.11ベスト | 栗坂 | 52.1-38.2-25.1-12.5 |  |  
                  | 前走 |  | 栗坂 | 52.1-38.2-25.1-12.5 |  |  
                  |  |  
                  | 22日 | 助手 | CW重 | 73.3-57.6-43.8-14.2 | G馬ナリ余力 |  
                  | ボブキャットシチー(3歳500万)稍一杯の外0.2秒先着 |  
                  | 25日 | 助手 | CW良 | 13.2 | 直線強め |  
                  | 29日 | 武幸 | CW良 | 80.4-65.6-51.9-39.0-12.2 | G稍一杯 |  
                  | ゼンノロンシャン(3歳未勝利)の外追走3F併せクビ差遅れ |  
                  | 06日 | 助手 | 栗坂 | 52.3-37.7-24.5-12.6 | 一杯 |  |  | 
    
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            | これは、まず一番注目するのはやはり06日のタイム。 [52.3-37.7-24.5-12.6]とベストタイムより速いラップが刻めているわけです。で、このタイムで一番特筆すべき点は、[A]判定のタイムより5Fでは遅いのですが、やや遅い感じで、[B]より上です。で、なおかつらラスト1Fが12.6秒と結構切れがある。つまり全体にバランスの良いタイム。たまに、2000年、高松宮記念のナムラマイカのように、[50.8-38.7-27.0-14.2]といったタイムが出てるけど、これはほどほどには良いのだが、ラストが14.2、これはあまりバランスが良いとは言えないですね。つまり、全体に速いタイムが出ているのが最も理想なわけで、この朝日杯の時には、さすがG1でどの馬も全体に良いタイムがでておりバランスがよかったのは、この馬とテイエムサウスポー、メイショウドウサン、グラスエイコウオー、ジーティースマイルの5頭。
 で、メイショウドウサンのタイム。
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                  | 00.11ベスト | 栗坂 |  | 51.9-エラー-エラー-14.6 | 馬ナリ余力 |  
                  | 前走 |  | 栗坂 |  | 51.9-エラー-エラー-14.6 | 馬ナリ余力 |  
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                  | 02日 | 助手 | 栗坂 |  | 56.1-39.7-27.0-14.1 | 馬ナリ余力 |  
                  | 06日 | 安康 | 栗坂 |  | 50.3-38.0-26.1-13.6 | 馬ナリ余力 |  |  | 
    
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            | このタイム。 全体に見ても速い、ただこの時はまだこの馬が調教駆けする馬だとは思ってなかったが。前半、掛り気味の可能性はあるが、それでもこの速いタイムでラストを13秒台にまとめているのはやはり調子が良い様子がうかがえる。それも馬ナリの余力残しで。で、上記に挙げた5頭の中から、展開も向きそうで人気にならない馬を挙げるとこの2頭が出てくる。結果はチャンピオンになったメジロベイリー。で、このレース04着だったメイショウドウサン。
 
 他にも調教の良い馬がいるが、一番良いのは全体にバランスの良い速いタイムが出ている馬がまずは良い調子を示唆できる。動きや、気合の状況などが新聞にコメントされているが、これらは良いときは参考にして、悪い時はタイムだけ見ること。良いときは動きよくタイムもいいわけで、抜群。でもコメントが悪い時でもすごく調子が良いことというのは良くある。だから、悪い時は参考にしないこと。
 
 で、速いのに良くない調教の例。
 フェブラリーSのゴールドティアラ。
 [栗坂 49.8-37.2-25.3-13.0] かなり速い。こんな速いタイムは早々ない。牡馬で短距離戦なら喜んで飛びつくタイムだが、この馬は牝馬。牝馬の調教は弱めが良い。こういう飛びぬけたタイムを出した牝馬は消し。理由は、強すぎる調教の牝馬は疲れを残しやすい。こう言う強すぎるタイムを出してきた牝馬は反応が悪くなる傾向がある。
 
 で、2001年 阪神大賞典での穴、エリモブライアン。多分もうわかると思います。なぜ良いのでしょう?
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                  | 99.12 ベスト | 栗坂 |  | 51.9-38.1-25.3-13.1 | 一杯 |  
                  | 連対時調教 | 助手 | 栗坂 |  | 52.3-38.0-25.4-13.2 | 一杯 |  
                  | 前走 | 藤田 | 栗坂 |  | 54.6-  -  -25.1-12.5 | 一杯 |  
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                  | 08日 |  |  |  | エラー |  |  
                  | 14日 | 助手 | 栗坂 |  | 51.4-37.6-25.1-12.8 | 一杯 |  |  | 
    
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            | どうですか、もうわかりますよね? 
 過去の成績如何にかかわらず、こういうタイムを刻んできた調教は、一変、激走を産むことがある。つまり、かなりの能力を発揮してしまう可能性が十分あるのです。
 
 で、こういうタイムで負けてしまった場合、次のレースも近ければ要注意。その状態を維持している可能性がある、そしてその次走は、条件がより良いことも多い。一見、平行線をたどっているかのような調教でも前走時が良ければ、注意していないといけない。近々激走というのもある。
 
 あと、他に名前だけあげれば、2001年メトロポリタンSのジーティーボス、2001年京都新聞杯のエイシンスペンサー、2001年安田記念のブレイクタイム&ブラックホーク、いづれも万馬券ですが、これらは、調教ではキッチリはまってくるタイムでした。しかしながら、これはあくまで、調子の指標。必ず連に絡むというものでもないし、気性のせいで、結局全然走らない場合もある。ただ、こう言う調教をしている馬は持っている最大の能力を発揮する可能性が高い馬。つまり、人気が薄い馬なら、”穴馬”になる可能性があるわけです。
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