総合判断(買い目の決め方)
まず、馬券をどれを買うのか(単・複・馬連・ワイド・枠連)というのは最初に決めるべきではないのは当然である。ハナから馬連を買うと決め付けないようにすること。よくあるのは、馬連で買うと決めている人がいるがそれでは、儲けに確実性を持たせるのは難しく、勝負できるレースも少なくなり、限られてくる。遊びで買う場合は別としても、本気で勝ちにいくのであれば、決して馬券の種類を最初に特定してしまわないことだ。まず、予想は何が好走しうるのか?どの馬に勝つチャンスがあるのかを中心に予想を行う。それらが決まってから馬券種類を決める。では、その予想をどういう風に組み立てていくのかであるが…。
総合判断(買い目の決め方)と各種馬券、その勝負
1. まず、調教を読む。各馬を[A][B][C][D]の4段階に分ける。
2. 調教の結果は一度まず無視し、展開を予想する。
3. 展開予想の結果、抜き出てくる数頭の馬の調教を再度確認、その中の[D]判定は省く
4. 残った馬の中で、各馬の枠順の有利不利や血統などその他の要素で取り捨てを考える

以上が、予想の流れである。
どういう風になるのかを具体的に説明しよう。
[ア][カ][サ][タ][ナ][ハ][マ][ヤ][ラ][ワ]という合計10頭の馬のレースだったとしよう。

調教判定は以下の通りとなったとする。
[アA][カB][サA][タC][ナD][ハC][マB][ヤB][ラB][ワB]
次に、展開を読む。
このときに分かる限りの各馬のキャラクターや厩舎のコメントなどから読み取れる展開の変化などを十分に考慮に入れ展開を予想する。例えば、逃げる馬に対し、早めから仕掛けていくような馬が居ないか?逃げるハズの馬が控えたりしないか?といった部分。

で、この中で展開が向くと考えられる馬が[ア][カ][ナ][マ][ラ][ワ]だったとしよう。
この中で判定[D]は[ナ]。残るのは[ア][カ][マ][ラ][ワ]。この5頭が対象の馬となるが、ここで、判定[A]の馬が展開予想以外で1頭、それは[サ]。ここでこの5頭プラス[サ]以上から取り捨てを判断する。さらに、このメンバーの中で、まずその競馬場に合わない馬がいないか?→右・左回り不振、ダート・芝適性等々。いれば省く。また、気性に問題のある馬は居ないか?次に一旦頭の中を白紙に戻し、すべての馬について、時計の評価を行う。高い能力の馬は?上がりの速い馬は、そして、それらの条件がすべて重なる馬がいれば、それは鉄板の軸馬である。ではそれは、単勝1倍台?いえ、そんなことはない。これだけの条件がそろっているにも関わらず07番人気、08番人気といったことも決して珍しくない。3番人気、2番人気ならザラにあるのである。そしてそんな馬が2頭いれば、それこそ馬連1点でもこと足りるのである。後ほど具体的にどのようにして予想を行い買い目を出すのかというのを実例を挙げて説明する。

(※展開がほとんど読めない状況での調教のみの予想)
この場合、自信につながることは少ないが、馬券を買う場合に。展開がほとんど読めない場合、特に、展開予想ではどの馬が前へ行くのか?どの馬が後ろを走るのか以外分からない場合であれば、前2頭、後2頭の好調気配馬を選択、そのBOX、競馬場の特性などから、前3頭 後2頭、またはその逆で、前、後ともに1頭づづ軸を選び、2頭の軸で買い目を出す。

では、以上の予想から買う馬券を判断するわけであるが、ここで初めてオッズの確認を行う。はじめからオッズを確認して予想を進めると人の心理上、固いところが来るとか、この配当ではなどといった要素が判断を狂わせる。だから予想が終って買い目が決まるまでオッズは見ないことだ。

軸と思える馬が、01着確実と踏めるようであれば、単勝、そういう馬が2頭いるなら単を2点と馬連1点、または保険としてのワイドを1点。単の可能性はなんともいえないが連ならと思えるようなら当然馬連の軸馬として、残りの相手へ流すわけであるが、このときに、馬連オッズと枠連オッズを確認。当然高いほうを選ぶわけであるが、例えば、馬連で6点になる場合に選んだ馬が同枠に共存し枠連にすると3点、または2点と買い目が少なしたりできることがある。このとき、2点で買う馬連のそれぞれのオッズと、枠連で買うその1点のオッズを確認し、例えば 馬連 01流し 03,04が 01-03 12.3倍、01-04 32.4倍、枠連が1-2(2枠に03,04がいるものとして・・)16.3倍だったとするとどうだろう?一見目は32.4倍の馬連に頭が行ってしまうが、32.4倍半分に割れば16.2倍 つまり、32.4倍の馬連が当たっても、同じ結果で枠連であたっても配当は10円枠連のほうが高い。理解できるだろうか?仮に、12.3倍の馬連が来てしまった時には一瞬当たって喜ぶが、枠連のほうが明らかに高いと判断できる。もっと微妙な線を説明してみよう。(ただし自信の度合いは相手(03,04とも)がほぼ同じ程度の自信とする。(どちらかに、自信度合いが高いならそちらを当然優先するわけだから、ここでは03,04まったくどちらが来てもおかしくはないという判断で買う場合)
馬連01流し03,04、オッズ01-03 12.0倍、01-04 6.5倍、枠連 1-2 5.5倍
金額的に説明するならば、馬連01-03 1000円、枠連 2000円、このように買う。こうすると、もしもまったく馬連で半分づつ買うならば、1500円づつということになる。

ので、馬連で01-03が来たら1500×12=18000円で資本3000円を引くと15000円のプラス。
01-04ならば1500×6.5=9750円、プラスは6750円。
次に上記のように買っていたならば馬連の決着が01-03の場合
1000×12+2000円×5.5-3000円=20000円のプラス
馬連の決着が01-04の場合、
2000円×5.5-3000円=11000円 プラスは8000円。
どうでしょう、いかがでしょうか?こうやって見ると、枠連も合わせて買うほうが得な場合もあるということが分かりますよね。もちろん、枠連を押えて損という場合もある。だから、オッズの確認はそのようにして、決して損をしないようにすることが大事である。

では、ワイドはどのように活用するだろうか?
予想を行っていると、時として、01着、02着の決着が1点で決まる場合も出てくる。
そんな場合、1点の馬連とワイドのセットというのも一つの手段。もしくは、その1点のうちの人気の無いほうから03着に入りそうな馬へ流すというのも一つ。穴馬を軸にしていくならば、ワイドを倍額で押さえるというのも一つ。人気サイドのワイドだけ、もしくは、人気薄のワイドを手広くという風に分けて買うのもひとつである。私の場合、基本的に買い目が少ない場合には倍額のワイドを買うし、多い場合ならば自信の度合いに合わせ、3点〜4点に押えて買うこともある。いづれにしても、どの馬券で買うのかというのは馬連的な買い目を決めた後、オッズおよび自信と相談の上決めるのが良い。私の場合、基本的には人気・オッズに関わらず、自信のある馬を高く買うように心がけている。
勝負の賭け方(資本配分の方法)
おおまかには、前述の通りではある。
こういった予想を行っていると、自信というものが出来上がる。各馬に対し◎○▲△×といった印が自分の中に出来上がるようになる。そして、資本配分は、その印にあわせ本線上で高く。×といった押えを元を割らないように買うというのが、基本形である。◎-×で高配当だったら均等のほうがいいじゃないかという声もありそうだが、もちろん、それでもかまわないが、◎−×がもしかしたら程度の考えならば、むしろ◎-○を大きく買っておくことのほうが大切である。自信のあるところを惜しまず、自信のないとき控えめに。予想してどのレースを買うかというのも、そうであるが、買うと決めたレースの中でも、自信にあわせて勝負していくことが、勝ったときのメリットが大きいのは言うまでもないだろう。
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