総論
競馬は投資である。こういうことを言う人がいる。
確かにその通りである。しかし、私は、投資はギャンブルであると考える。資本投資というのは株であれ、先物取引であれ、はたまた起業投資であれ必ずリスクを伴う。リスクを伴うということはすなわちギャンブルなのである。ギャンブルで勝つ為には、よりリスクは少なく、かつハイリターンが望まれる。貴方は、無謀な投資をしていないだろうか、自信の度合いに強弱をつけているだろうか、自信のあるレースと自信のないレースを同じ金額で取り組んでいないだろうか。この理論は、これを覚えれば、必ず儲かるといった理論ではない。自分の中で自信のあるレースで勝負が出来るようになることを目標とした理論である。予想に取り組むにあたって覚えておいていただきたいこと。それは、世間で150%を超える回収率ならばかなりの評価がされる。しかし、勝負レースがキッチリ当てられる、つまり自信のあるレースが高確率に的中できるようになれば、回収率は300%にも400%にもなるのである。本書の中で述べている理論は先ほどから言っているように、必ず儲かる、必ず勝てるというものではない。しかし、回収率を格段に上げる可能性を秘めた理論であるということだけは言えるだろう。
予想への取り組み方
競馬の予想に取り組むにあたって、まずしなければならないこと。それは頭の回転を良くしておくこと。つまり体調を整えておくこと。カゼをひいているとき、頭痛がするとき、寝不足、とにかく頭の回りが悪い時に予想をすると、肝心なことを見落としてしまう可能性がある。従って、睡眠は十分に取り、予想を行う時には万全の状態で予想に取り組むことが望ましい。徹夜で予想というのはそれだけで、かなりのロスを産む。また、過剰のプレッシャーが掛かった場合なども、人気馬に対する評価が曖昧になったりする。こういった事態は極力避けるべきである。
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