旋毛
(せんもう)


馬の「つむじ」のこと。馬の被毛は直立して生えないで、皮膚面に対し傾斜して生えるため、体表面に毛流が出来る。その起始部や終止部が渦巻き状になっており、これを旋毛という。この旋毛は出来る部位によって呼び名も異なり、20種に細分されている。よく耳にするところでは珠目(しゅもく・額、鼻梁など顔)吭搦(ふえがらみ・頸の下部)髪中(かみなか・たてがみの生えぎわ)双門(そうもん・胸前両側上部)初地(しょち・前膊および管)沙流上(さるのぼり・脛(すね)および後管)などがある。


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