競馬用語辞典
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ヤキ入れ 【やきいれ】
焼烙(しょうらく)療法といわれる馬の治療法のこと。とくに筋肉、骨膜、関節などの炎症で薬物療法などで治らない慢性的なものに効果がある。以前は鉄や銅で出来た器具を灼熱して使用していたが、現在は電気式の器具が使われている。パドックなどで注意してみると脚に乾パンの穴のように点々とした跡があるが、これが焼いた箇所である。
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休み明け 【やすみあけ】
前走から長い間隔をあけて出走すること。→ 休養明け
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安目を売る 【やすめをうる】
発馬で出遅れること。はっきりした出遅れでなくてもアオッたり、他馬に寄られたりして、スムーズにスタートが切れなかったときに「安目を売ってしまって…」という使い方をする。
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家賃が高い 【やちんがたかい】
収得賞金額を増やし上級の条件へ出走できるようになった馬が、そこでは相手が強く通用せず、入着さえ難しくなること。
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屋根 【やね】
騎手のこと。乗り役、鞍上とも呼ばれる。( → 乗り役の項参照)
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ヤマちゃん
予想屋やコーチ屋の俗称で、悪い意味に使われることが多い。これは、彼らが、カモになるお客さんを捕まえる時に、あてずっぽうに「ヤマちゃん!」などと呼びかける為こういう俗称が使われるようになったらしい。「ヤマ(山)」のつく苗字は多いため、誰かしら振り返るとその人に近づいてカモにするということから来ているらしい。
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ヤマキズ
馬が育成時に牧場で負った傷のこと。競走馬となってからもその傷痕が残っている場合に“ヤマキズ”と呼んでいる。
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稍重 【ややおも】
馬場状態を表す言葉のひとつで、『良』と『重』との中間の状態を指す。( → 馬場状態の項 参照)
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やらず
何らかの理由で勝負しないことをいう。“引っ張る”と同様の意味。( → 引っ張る 参照)
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