競馬用語辞典
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能力試験 【のうりょくしけん】
中央競馬では行われていないが、地方競馬ではデビュー前や一定の期間競走を離れていた馬、他地区からの転入馬などに対し、能力検定(試験)が行われている。決められた距離をゲートから走らせ決められたタイム内で走破できない馬はレースには出られない。
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ノーマーク
新聞の予想欄などでまったく印のついていない、注目されない馬のこと。またはレース展開におけるノーマークといえば、騎手が、牽制することの無い馬のことをいう。
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ノド鳴り 【のどなり】
喘鳴症(ぜんめいしょう)の項参照。
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ノミ行為・ノミ屋 【のみこうい・のみや】
私設馬券屋のこと。競馬法では勝ち馬投票類似の行為を業として、勝ち馬投票券の購入の委託を受け、または財産上の利益を図る目的をもって、不特定者から勝ち馬投票券購入の委託を受けた違反者は、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。ファンもこれを利用した者は罰せられる。
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ノミネーションセール
一回分の種付け権利を売買する市場。
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ノメる
重馬場や不良馬場で、上っ滑りするような馬場状態において、馬が滑ることをいう。
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乗り運動 【のりうんどう】
馬のトレーニングには追い運動といわれる調教(馬場や坂路などで走らせる)、乗り運動、曳き運動などに分けられる。乗り運動は調教の前や午後に全休日(月曜)を除く毎日、健康な馬なら行っている。筋肉をほぐすことで調教への予備運動になるし、また歩様をチェックすることで馬の健康状態などもわかることが多く大事な運動である。乗り運動は一回30分〜1時間ぐらいトレセン内の馬道や角馬場などで行われている。
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乗り替わり 【のりかわり】
前のレースでその馬に乗った騎手が乗らず別の騎手が乗ること。
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乗り込む 【のりこむ】
「中間順調に乗り込んで…」などと使われるように調教を十分に積むことをいう。丹念に調教課程をこなし(急仕上げにならないように)、仕上げていくことを指す場合が多く、休み明けや初出走の馬の状態を判断するとき、乗り込んでいるかどうかがポイントとなる。また“長目を乗り込む”という言葉もあるが、これは調教においてキャンターを長目に踏む(距離を長く乗る)ことをいい、実戦に行って息が保つように鍛えることである。
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乗り役 【のりやく】
「作戦は乗り役さんに任せます」などと使われるように騎手のこと。
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