競馬用語辞典
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逃げ 【にげ】
スタートから先頭に立ち、先頭を走ること。
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逃げ切る 【にげきる】
スタート後先頭に立って、そのまま1着でゴールすること。
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逃げ馬 【にげうま】
スタートダッシュがよく基本的に先頭で勝負をする馬。気性から逃げる必要のある馬と、最後に粘りがあって瞬発力が無いことで逃げる馬などがいる。
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二走ボケ 【にそうぼけ】
休み明け(故障や休養などでレースを遠去かっている馬がレースに出ること)で好走した馬が、次のレースで凡走すること。久々のレースを叩いたことで良化してくるはずなのに成績が上がらないことで、気のいい馬などは緒戦から目一杯走ってしまい、目に見えない疲労が残っていたりするため考えられる。使った後の攻め馬も良いし、気合も乗っていたのにということが多く、その敗因がはっきりしないことから“二走ボケ”と呼ばれるようになった。
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日曜追い 【にちようおい】
翌週のレースに出走する馬が、日曜日に追い切りをすることがある。
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ニックス
肌馬と種牡馬のそれぞれの父系血統について、組み合わせの相性をいう。
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日射病 【にっしゃびょう】
強い日差しを受けたために神経症状を起すことがある。ひどいときには死亡する場合もある。
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二頭出し 【にとうだし】
同じ厩舎から同じレースに二頭出走させる場合、または同一馬主が同じレースに二頭出走させる場合をいう。三頭の場合には三頭出し、四頭なら四頭出しといわれる。
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二頭持ち 【にとうもち】
厩務員一人が二頭の馬を担当すること。中央競馬では二頭持ちが原則とされている。
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二人引き 【ににんびき】
下見所(パドック)で馬を曳く時、一人で曳いていることが多いが、二人の厩務員によって曳いている馬のことをいう。気性の激しい馬やイレ込みのきつい馬など馬が暴れたりしないように左右について二人で曳く。また気合の乗っている時なども用心のため二人で曳くこともあり、二人曳きは気性の荒い馬とは決めつけられない。
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二の脚 【にのあし】
いったん一杯になった脚勢から追われているうちにもう一度伸び脚を見せることがある。これを「二の脚を使う」という。またスタート直後ダッシュがつかない馬が追われて一気に行くことも「二の脚が速い」とか「二の脚を使って」という言葉で表される。
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日本騎手クラブ 【にほんきしゅくらぶ】
中央競馬の騎手が結成する騎手の労働組合のようなもの。(全日本騎手連盟 参照)
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日本競走馬協会 【にほんきょうそうばきょうかい】
(JRHA)主にオーナーブリーダーが会員を構成する協会。
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日本調教馬 【にほんちょうきょうば】
日本で調教が行われたと認識される馬、エルコンドルパサーや、タイキシャトルなどは、外国産馬なので、海外で実績をあげているものの、日本産ではないので日本調教馬として認識されている。
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日本レコード 【にほんれこーど】
全競馬場を通してその距離の最高タイムのこと。
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入厩 【にゅうきゅう】
馴致を済ませた2歳馬、または3歳馬が育成牧場からトレセン、もしくは競馬場の厩舎に入ること、または、遠征する際に遠征先の厩舎に入ることを指して言う場合もある。
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入線 【にゅうせん】
ゴールに入ること。ゴール版に鼻の先端が届いた瞬間をさす。ゴールは鼻先によって決まり、ゴールラインを鼻先より先に脚が入っていたとしてもゴールとはならない。
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入着 【にゅうちゃく】
5着以内に入ること。
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入着馬 【にゅうちゃくば】
本賞金といわれている5着までの賞金を獲得する馬のこと。しかし、成績の上では普通1〜3着までを入着と見なし4着以下は着外という扱いをしていることが多い。
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庭先取り引き 【にわさきとりひき】
馬の取り引きは“セリ取り引き”と“庭先取り引き”に大別されるが、セリ取り引きは公開のセリ市場で売買されるため、購買価格が第三者にもはっきり分かるようになっている。対する庭先取り引きは、個人的交渉で価格を決めて取り引きするため、第三者にはその内容が分からないことが多い。日本では現在もサラブレッドの大半は庭先取り引きで売買されている。
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人気 【にんき】
基本的には単勝オッズの順位をいう。
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人気薄 【にんきうす】
人気のない馬のこと。
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人気先行 【にんきせんこう】
人気に対し実力が伴っていない馬のこと。血統や、情報が先走って次は走ると思わせながら勝てない馬のことを指していう。
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認定競走 【にんていきょうそう】
地方競馬のレースで中央競馬会が認定した競走。
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認定馬 【にんていば】
認定競走で規定の成績を収めた馬。特別指定交流戦に参戦することができるようになる。
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